平成26年 川越氷川祭

10月21日夕刻の傘脱ぎ神事をもって、本年の川越氷川祭は無事にお納めしました。

「川越まつり」と呼ばれることの多い「川越氷川祭」、
正しくは川越氷川神社の祭りであるということは何度も紹介してきました。

今年は天候に恵まれ、19・20日で97万2千人もの人出だったそうです。
観光のため、たくさんの人たちが川越に集まってくださることは大変ありがたいことですが、
忘れてはいけないこともあります。
本来、川越氷川祭は「イベント」でも「フェスティバル」でもありません。
360年以上も昔から、氷川の神様のご神徳のもと、この町に生きたたくさんの人たちによって
守り継がれてきた神事を中心とした「祭り」です。

けっして、川越氷川祭が見てもらうためだけの「祭り」にはならないように。
これからも「祭り」を支える方々と私ども神社とが、世代や立場を超え、
誇りをもって伝統文化を継承していきたいと心より願っています。