新春良縁祈願祭

 

「むすび」は「産ス(ムス)+霊(ヒ)」。
「さまざまの事象を産みだす、目には見えない力」のことを指すといわれます。

言いかえれば、人と人とがただ出会うだけではなく、
その先にさらに何かを産み出してくれる力が「むすび」なのでしょう。

たとえば男女が出会い新しい命を授かったとき。
男児ならば「ムス・コ」、女児ならば「ムス・メ」と呼びます。
「むすびの力」によって産み出された貴い命。
誰もが元々は「ムスコ」「ムスメ」なのですから、
私たちは皆「むすびの力」を受けて今日ここにいるのですね。

考えてみれば日々の暮らしは、その多くが人との繋がりによって成り立っています。
学校生活も仕事も、地域や家族も。

そうした出会いは私たちにさまざまな出来事や成果、思いをもたらします。
もちろんすべてが楽しいものとも限りませんが、
それでもきっと、何か大切なことを教えてくれる「むすび」のひとつなのでしょう。

明日は一年で最初に行われる「新春良縁祈願祭」。
七時五十分までに受付をお済ませください。
ご参列の方皆様に縁結び玉をお分かちします。

平成三十年、皆様にたくさんのご縁と豊かなむすびが訪れますようお祈りしております。

 

[写真は氷川会館に掲示している婚姻を表わす結びです(結び製作・関根みゆき氏)]