ココロマゴコロ研究所

「新し」という言葉は元々「あたらし」ではなく「あらたし」と読みました。
私たちの先祖はきっと、「これまでと無関係に別の何かを取り込む」ことよりも、
それまでの積み重ねを大事に踏まえつつ
『あらたまる』『あらためる』ことを良しとしてきたのでしょう。

お正月に続き、この週末には各地で成人式典が行われ、お祝いの空気が続きます。
年中行事・人生儀礼。
日本人はこうしたハレの節目ごとに神社へ詣で、
あらためて日常の活力を取り戻すリズムを繰り返し刻んできたのですね。

“新”成人の方は周囲の方々が慈しみ支えてくれた今日までの日々に感謝をしつつ、
”あらた”めてその若々しい双肩に明日の社会を担う重みも感じることでしょう。