令和元年の川越氷川祭。
10月21日夕刻の「笠脱ぎ」神事をもって滞りなく終了いたしました。
東日本に記録的な被害をもたらした台風19号。
川越市内にも被災された方がいらっしゃる中で祭りが行われることに対し
神社としての見解を記しておきたいと思います。
370年ほど前の慶安年間、川越城主松平信綱公の祭礼道具寄進により
始められた川越氷川祭礼の大きな目的のひとつは、大火を経た城下町川越に
活力を取り戻すことにあったと考えられます。
成り立ちからいえば復興の祈りをこめた祭りでもあるのです。
祭りの本義は共同体の安寧と活力増進への祈りにあります。
今般台風の被害を受け不安な時を送られている方々が一日も早く平穏を取り戻し、
被災地域に活気が回復することを祈り合わせ、
川越氷川祭礼(川越祭)は執り行われました。
10月19・20日の二日間で約88万人の方々が川越にお越しになられたようです。
あらためまして川越のまちの安寧と、
被災された皆様には一日も早く普段どおりの暮らしが戻りますようお祈り申し上げます。