求婚

今日、一月二十七日は「求婚の日」です。
求婚…
今風にいえば、「プロポーズ」ですね。

由来は、明治十六年に日本の新聞紙史上初めての求婚広告が掲載された日とのこと。
中尾勝三郎という人物が生涯の伴侶を求めるため伊勢新聞に三重日報に広告を出し、
実際に応募してきた19歳の女性とめでたく結婚したそうです。
ちなみに文面は、

「先頃女房を離縁して不自由勝ゆえ、貧富を諭せず、十七歳以上二十五歳にて嫁にならうと思ふ物は紹介あれ」

新聞に載せるとは明治の男はずいぶんと思いきったことをするもので…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それしても「求婚」は女性にとってはとても重要な瞬間、いや儀式だと思います。
結婚を前提にお付合いを続け、お互いの気持ちも固まってきた。
そろそろ良い頃かな…
と、思っているのになぜか男性がなかなかきりだしてくれない。
私の友人にも同じ悩みを抱えている人がいます。
調べてみると、どうやら最近は「求婚」は特にないまま、なんとなく結婚をしてしまったという夫婦が
とくに二十代、三十代の女性では約三割もいるそうです。
これを「なりゆき婚」というのだとか。
なんだか寂しい言葉です。

「求婚」

ただ結婚を申し込むということだけではなく、これから夫婦として一生を共に過ごす意志を言葉にして伝えることは
実は凄く重要なことだと思います。
長い夫婦生活、ときには辛いこともあるかもしれません。
そんなとき、「求婚」の言葉やその場所、そしてその瞬間の気持ちを思い出してみたならば、
また頑張ってみようと思えることもきっとあるはずです。

不器用でも、スマートでなくてもよいと思います。
ぜひ、素直な気持ちを言葉にして、彼女に伝えてください。
ふたりの人生にとって、一生の思い出に残る感動的な瞬間となるように。
きっとすべてはうまくいきますよ…

そういえば…
川越氷川神社のご神木の前で求婚されるカップルが増えたと聞きます。
なるほど、あの神聖な場所ならば雰囲気もよい。
そしてなにより、氷川の神様もふたりのことをあたたかく見守ってくれているはずですよね。