節分

今日は「節分」です。
節分はもともと季節が終わる日を示し、季節を分けることを意味していました。
つまり立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分としていたわけです。
現在の節分は、立春の前日(太陽暦の二月三日か四日)が通例になっています。

春を迎える立春を一年の初めと考えれば、節分は大晦日にあたります。
前年の邪気を祓うという意味をこめて、中国から伝わった風習である「追儺(ついな)」の行事が行われていたわけで、
その一つが「豆まき」です。

「鬼は外!福は内!」

子供の頃、鬼が我が家のどこにいるのか、微妙な疑いを抱きつつ豆をまいていました。
もしかして、お母さんが鬼なのか…
あと、なぜ鬼はトラ柄のパンツを穿いているのか、それも謎でした。
(調べてみると、ちゃんとトラ柄にも意味はあるのですが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豆をまくということは、豆の霊力により邪気を祓うということなのだそうです。
日本では昔から穀物や、果実には「邪気を祓う霊力」があると考えられ、
なかでも大豆は、穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきました。
魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて魔を滅する(魔滅=まめ)にも通じます。
ちなみに鬼が来るのは夜。
だから豆まきは、夜に行うのが効果的です。
そして豆まきがすんだら、1年間無事にすごせるよう願いながら、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べましょう。
福豆を食べることで邪気を祓い、病に勝つ力もついて福を呼んでくれます。

寒さに負けないように、
インフルエンザにも負けないように、
家族みんなで元気よく、豆まきをしましょう。
昔から伝わる年中行事を大切にすることで、家族の絆がまた深まります。
それにしても私の年齢だと、ずいぶんたくさんの豆を食べることになりそうです…