うるう日

今日の川越はまさかの大雪。
氷川神社もずいぶんと積もりました。
今年一番の大雪だったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな大雪のせいで、ちょっと影が薄くなってしまいましたが今日、二月二十九日は
四年に一度の「うるう日」です。
今年は三六六日あるんですよね。

そんなうるう日。
実は、欧州では『女性から男性にプロポーズできる日』とされているのだとか。
つまり「逆プロポーズの日」ということ。
なんとも男性には嬉しい日ですがちゃんと由来があるようです。
調べてみると…

一二八八年、スコットランドのマーガレット女王は、

「未婚の女性はうるう年ごとに、好きな男性に対してプロポーズすることができる。
男性がプロポーズを拒むには、罰金を払うか、絹のドレスを与えなければならない」

という法律を制定しました。
でも、さすがにうるう年の一年の間ずっと、プロポーズを拒めないことになりますので
反発も多く、その後うるう日のみに改訂されました。
同じような法律はフランスにもあり、十五世紀にはイタリアでも慣習になっていたのだとか。

面白いですね。
しかもその慣習は今でも生きているようで、イギリスではうるう日は婚約指輪の売上が
二十パーセント以上伸びるそうです。
昔の欧州も男性優位の社会でしたから、せめて一年のうち一日くらいは女性主導の日が
あってもよいだろう、そんな考えのもとに制定されたのだと思います。

逆プロポーズ。

現代の日本では「草食男子」なんて言葉が生まれ、自分からはなかなか積極的に恋愛のために
行動しない、あるいはできない男性が増えたといわれます。
そういえば、氷川会館で開催される縁結びパーティ「赤い糸物語」も、男性より女性のほうが
圧倒的に多い応募数でした。

「いつの時代も、最後に結婚を決めるのは女性」

そう言われてはきたものの、でもそれはプロポーズをされて、
受けるかどうかを決める権利を持つのが女性だからという意味だったはず。
でもその考えがもう古いのかもしれません。
プロポーズするのも女性からが当たり前、
そんな時代が、そう遠くはない将来に訪れたりして…

それはそれでなんだか寂しいような気もします。
結婚は人生の節目。
そのためのプロポーズはある意味、男としての見せ場でもあります。
長い結婚生活、最初が肝心。
だからこそ 頑張りましょう、日本男児!!