洗車雨

明日は七夕ですね。
楽しみにされている方も多いかもしれません。
しかし、天気がちょっと心配です…
今日もほぼ一日雨でした。
七夕の前日に降る雨のことを「洗車雨(せんしゃう)」といいます。
彦星が明日、織姫を乗せる車をせっせと洗い、磨いているのだとか。
なにしろ一年に一度の逢瀬ですからね。
それは彦星も気合が入るのでしょう。
昔も今も、男性の大好きな女性を想うココロは変わらないのです。

ちなみにもしも明日、雨が降ってしまった場合。
その雨は「酒涙雨(さいるいう)」といいます。
泣きながらやけ酒を飲むからではないですよ。
雨のせいで天の川が氾濫をおこし、会うことができなかったために
彦星と織姫が流した悲しみの涙、なのだそうです。
なんとも切ない話です。
天気が持ち直し、星の見える七夕の夜になるとよいのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、川越では七夕を旧暦に合わせ月遅れで行うことが多いようです。
川越氷川神社でも毎年八月七日に、七夕祭を執り行います。
梅雨の時期にあたる七月七日とは違い、晴れる可能性も高くなります。
きっと、彦星と織姫も安心して当日を迎えることができるはずです…