神無月だから神様がいない?

大きな台風が通り過ぎ、スッキリとした晴天に恵まれました。
今日から10月です。
10月といえば「神無月(かんなづき)」と呼ばれています。
これは全国の神様が縁結びのための会議を行うために出雲に集まってしまうために
他国には神様がいなくなってしまうから…
そんな説があります。
それを受けてこんな質問をされることがあります。

「10月に神社にお参りしても、神様はいないということ?」

「神無月」の語源についてはいろいろな説があります。
実は「無」とは格助詞の「の」を意味をもっています。
6月のことを「水無月」といいますよね。
梅雨でもある6月に水が無いわけありません。
まさしく「水の月」なのです。
それと同じく「神無月」も「神の月」ということ。
事実、10月には全国各地の神社でたくさんのお祭りが行われています。
川越氷川神社の一番大きなお祭り、例大祭も10月14日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに。
お稲荷様や八幡様のように、全国各地に同じ神様が祀られている神社がたくさんあります。
どちらも神様の御霊を分祀されているのです。
つまり、神様は分身ができるということ。
仮に出雲で会議が行われているとしても、神様は分身をして、御霊はちゃんと
ご自身の神社に鎮まっていらっしゃいます。
神様は凄いのです。

というわけで、10月もなんのご心配もなく安心して神社にお参りくださいませ。