世界的な切り絵作家であるアグネータ・フロックさんが川越氷川神社に奉納された4枚の切り絵。
すべてを紹介いたしましょう。
川越氷川神社には五柱の神々がお祀りされています。
「ヤマタノオロチ」神話に登場する、
◇スサノオとクシイナダヒメのご夫婦
◇クシイナダヒメのご両親であるアシナヅチ・テナヅチのご夫婦
さらに、
◇スサノオとクシイナダヒメのお子様とも子孫ともいわれるオオナムチノミコト
(大国主命ともいい、出雲大社に祀られている神様)
この五柱、つまり二組のご夫婦と縁結びのオオナムチノミコトのといったご家族をご祭神としている
ことから、夫婦円満・家庭円満・縁結びの神様として古くから崇敬され、
今日においても良縁を願う多くの方々がお参りされています。
今回アグネータさんに奉納いただいた切り絵作品は、川越氷川神社にまつわる信仰・
あるいはお祭りを題材にしたものです。
「氷川神社神幸祭」
「ヤマタノオロチ退治」
「クシイナダヒメとヤマタノオロチ」
そして、一番上の画像は「運命の赤い糸」
将来結婚する男女の小指は、生まれた時から目に見えない赤い糸で結ばれているとの
伝承をもとにしており、縁結びの神様である氷川神社の御神徳でもあります。
北欧の作家がその感性のままに捉えた日本文化の姿が表わされた、とてもユーモラスで可愛らしい作品の数々です。
今後は、神社の宝として大切に保管し、お祭りなどにあわせて特別公開を予定しています。