ご神木

創建より1500年を数える川越総鎮守氷川神社。
「氷川の杜」とうたわれるように境内には多くの木々、ご神木があります。
中でも本殿裏手のケヤキは樹齢600年以上の巨樹です。

2本が並んで立つその姿はまるで長年寄り添う夫婦のようにも見えます。
まさしく縁結びの神様 川越氷川神社の象徴ともいえる存在です。

そして、実はこのご神木の根元には石が積んであります。
人が歩くときにご神木の根を守るように設置されたこの石段、
2本の木をぐるっと一廻りできるように8の字型になっています。

よく見るとちょっとした高低差もつけてあり…
カップルでお参りに来られた際には、是非このご神木をふたりで手をつなぎながら
8の字に廻ってみてください。
もちろんふたりで協力しながら、落ちることのないように。
神様はそんな健気なふたりの姿を温かく見守ってくれています。
無事に廻りきることができたならば、きっとふたりの距離もグッと縮まり、
仲もより深まるはずですよ。

そして、せっかくですからご神木に手をあててみることもお忘れなく。
何百年という時を超えた「生命のチカラ」を感じることができます。

空を隠すように枝と葉を広げるご神木。
きっとこれから先もずっと、私たちのことを見守り続けてくれることでしょう。