縁結びの神様

神社にはそれぞれおまつりしている神様、ご祭神があります。
川越氷川神社のご祭神は五柱、二組の夫婦神とそのご子孫の神様です。

そのうちの一組が素戔嗚尊(スサノオノミコト)と奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)
天照大神の弟神である素戔嗚尊が地上に降り立った時、
奇稲田姫命が大蛇ヤマタノオロチのへいけにえにされるところを勇気と知恵で救います。
この困難を乗り越えたことをきっかけにお二人はめでたくご結婚され
ずっと仲良く暮らしたといわれています。

もう一組の夫婦は奇稲田姫命のご両親であられる、脚摩乳命(アシナヅチノミコト)と
手摩乳命(テナヅチノミコト)です。
このお二人は字のとおり足と手をなでて子供を思いやる心を持つ神といわれています。

困難を見事に打ち破った素戔嗚尊と奇稲田姫命。
家庭円満の鍵である子供を思いやる優しい心、子供への愛情をつかさどる
脚摩乳命と手摩乳命。

さらに特筆すべきことに、川越氷川神社には二組の夫婦神のご子孫である
大己貴命(オオナムチノミコト)もまつられて います。
大己貴命は縁結びで知られるあの有名な出雲大社の主祭神でもあります。
二組の夫婦神だけではなく、日本一有名な縁結びの神様をも 一同におまつりしている
希少な神社。
だからこそ川越氷川神社は古より「縁結びの神様」として信仰を集めてきたのです。