国民の祝日

11月に入りました。
まさしく秋本番です。
各地では紅葉が見頃のようです。
氷川神社境内の木々もだいぶ色づいてはきましたが、モミジや楓はあと少しというところでしょうか…

さて、先日11月3日は「文化の日」でした。
子供の頃、祝日は学校が休みになって嬉しかったものです。
でも本当は、祝日にはただ単に学校や会社が休みになるだけではなく、その日ごとに由来や意味がちゃんとあります。
昭和23年に定められた「国民の祝日に関する法律」には
「美しい風習をそだてつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築き上げるために、
ここに国民こぞって祝い、感謝し、または記念する日を定め『国民の祝日』と名づける」と記されています。

ちなみに11月3日は、元々は明治天皇の誕生日としての祝日でしたが、昭和21年に日本国憲法が公布されたこととあわせて
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として国民の祝日に制定されました。

しかし週休2日制が定着しつつある今日、月曜日を休日にして3連休とするハッピーマンデーの影響などがあり、
祝日の意義もなんとなく薄れつつあります。

日本の祝日は古来の伝統や歴史を伝えてくれる、 私たち日本人が日本人らしい生活を送るための大切な日なのです。
現在、「国民の祝日」は1年に15日あります。
それぞれの祝日が持つ意味やメッセージをあらためて考えながら、国旗を掲げて家族みんなでお祝いする。
伝統的な風習や美しいココロが廃れつつある現在の日本だからこそ、必要な取り組みなのではないでしょうか。

なお、川越氷川神社では毎朝8時15分より国旗の掲揚を行っております。
差し上る日の如く高々と上がった国旗はとても尊く感じます。