お正月飾り

お正月飾り

前回の続きです。
お正月になると年神といわれる神様が家に降りてくると言われています。
年神様に「ここに来てください」という目印が門松、お供えするものが鏡餅です。
川越の一番街とその近辺の各店舗には立派な創作門松が競うように並びます。

どれも個性的なものばかりです。
当然、神社にも…

実は川越氷川神社に門松が飾られることはありません。
これは神社に古くから伝わる「社伝」に関係があります。
その昔、氷川の神様がお正月にお酒を召し上がりに外出された折、酔って神社の門松の松葉で
片目を怪我された、というものです。
以来、境内には一切、松の木がありません。
そして、お正月飾りにも松を使用することはなく、全て笹や竹で飾付けを施しているのです。
もちろん神社に伝わるいわゆる「言い伝え」ですから、「科学的」でも「合理的」でも
ないのでしょうが、こうした小さな「言い伝え」をひとつひとつ、ひたすらに守っていくことが
神社としては大切な姿勢であると考えています。

さて、神社も会館も新年を迎える準備が着々と整ってきました。

三が日は天気もよさそうです。
初詣は川越氷川神社にぜひお越しくださいませ。