鏡開き

鏡開き

今日は鏡開きです。
皆さまのご家庭でもお供えした鏡餅をおさげしたと思います。
当社でも歳旦祭直会式をつつがなく斎行いたしました。

お餅は美味しいですよね。
私もついつい三が日に食べ過ぎてしまい、仕事始めの日にズボンをはいて
ウエストのきつさに驚いてしまいました。
そういえば子供の頃は、

「なんであの鏡餅はすぐに食べられないんだろう」

と不思議に思っていました。

もちろん理由はあります。
お正月は、年神様をお迎えする行事であり、その年神様へのお供え物が鏡餅ですから、
年神様がいらっしゃる間は食べてはいけません。
別に大人が意地悪しているわけではないのです。
お父さんお母さん、疑ってごめんなさい。

さて、鏡餅。
元来が武家社会の風習なので、「切る」という言葉が「切腹」を連想させるため、
あえて包丁などの刃物で切るのでなく、金づちや木づちなどで割り開くようにします。
年神様へのお供え物をいただくことによって、その力を授けてもらい、
家族の今年一年の無病息災を願うという意味があります。
備えて、開いて、食べてこそ、鏡餅の意味はあるのですね。

これでお正月の祭事も申し納めです。
平成二十四年、笑顔あふれる一年になりますように。