立春

今日は立春(りっしゅん)
「春が立つ」という言葉には、なんとなく優しさを感じます。
そう、暦のうえではもう春の始まりです。

寒さが明けて、いよいよ春に入る日というわけですが、テレビや新聞などで各地の大雪の模様を見ていると
なんとなく違和感を抱くのも事実。

これで本当に春なのかな…

二十四節気のひとつ「立春」
元々、二十四節気というのは中国で生まれ、日本に取り入れられた暦のひとつでした。
つまり、二十四節気は中国の気候がベースになっています。
日本と中国では、微妙に気候は異なります。
これが実際に感じる季節感との「ズレ」の原因なのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ、この違和感は現代に始まったことではないはず。
きっと、昔の人たちも「この暦、なにか違うな…」という思いは少なからず感じていたことでしょう。
でも昔の人たちは、その「ズレ」も心のどこかで楽しんでいたのかもしれません。
雪も降り、まだまだ寒さ厳しい季節だからこそ、暦のうえでは春が始まったことにして、

「よし、もう春だ。あと少し頑張ろう」

と励みにしてみたり。

暦で季節を先取りする。

現代のように情報が発達している社会ではなかったからこそ、昔の日本人は毎日を楽しく過ごすための感覚が鋭敏だったような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の川越は、立春らしく穏やかな天候です。
でも、来週半ばにはまた厳しい寒さが戻ってくるとのこと。
インフルエンザも流行っています。
体調の管理にはくれぐれも気をつけましょう。