いまさらながら、この研究所の名称はココロマゴコロ研究所。
最近、テレビや雑誌などで「マゴコロ」という言葉に触れるとつい敏感に反応してしまいます。
ちなみに、ある損害保険会社のCMでも盛んに「マゴコロ」と出てくるのですが…
私たちがよく使う「マゴコロ」という言葉。
一般的には「真心」と書いて「良心」や「誠意」といった意味で使うことが多いかと思います。
素敵な言葉です。
でも、違う意味で考えていた方もいたようです。
「事しあれば うれしかなしと 時々に うごくこころぞ 人のまごころ」
江戸時代に活躍された、日本の国学の祖ともいわれる本居宣長の和歌です。
嬉しいときは嬉しい。
悲しいときは悲しい。
物事に触れて、その時々にありのままに動く心こそ、真心。
訳してみるとそういうことでしょうか。
残念ながら私は専門家ではないので詳しいことはわかりません。
学問的にはもっと深い意味もあるのかもしれません。
でも、なんとなく読んでいてスッと心に入る感じがありました。
いちいち雑念が入り、つい損得勘定をし、ああでもないこうでもないと考えてしまうことが多い私。
素直に、シンプルに。
起こったことを受け止めて、その瞬間の感情を大切にする。
それも「マゴコロ」なのか…
なんだかちょっと楽になりました。